- 2011年2月 4日 00:01
- 幟(のぼり)
って どんな意味かご存じですか?
『織物や紙などの手触りや肌ざわり、着心地など、人がものに触れた時に感じる材質感』
って ことらしいですが、染物屋だから思うのか木綿ってみょ~に安心感くれません?
普段コットン100%のもの身に着けていることが多いってこともあるんでしょうが、
天然繊維は他にも視覚やイメージに訴えかけるものがあると想います。
例えばこれ
最近 納めさせていただいた とある木綿生地の神社大のぼり旗です。
イベントやパチンコ屋さん、お店で見かける のぼり旗はポリエステル生地のものが多い中
こういった神様、仏様(神社、お寺)に関わるものというのは未だに天然繊維を使用していることが
ほとんどです。
もちろんポリエステルなどの化繊生地での製作も現在では可能ですが、
人々の神、仏に対する畏敬の念が 木綿生地を通して在るんではないかと。。
風が合うと書く風合いは・・・ 手触りという意味を超えて 自然からの心の感触 かと。
それとついでに
関ヶ原合戦のぼり旗! こんなのも染めてます。
戦国時代ですから、化繊など存在せず 当時使用されていたであろう状態にあわせて
これも木綿です。
この合戦のぼり旗は 敵と味方を見分けるための旗印らしいんですが、
間違えて味方やっちまうパターンあったんやろか??・・
まあ何万もの旗が一ヶ所で入り乱れたらって想うとすごいですよね。
上から観たいですわ。
東軍、西軍の各武将 いろんな印、家紋が入った戦国合戦のぼり旗、陣地幕なども染めてますので
ピ~~ン ときたら 是非 美濃染元 福田屋 にご用命ください!
たっぷり風合い届けますw
美濃染元 福田屋 福田晃一朗
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